▲７七角と上がらない

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後手が△８四歩・△８五歩と飛車先をついてきたら、▲７七角と上がり、飛車先の歩交換を防ぎたいところですが、雁木を目指すのでしたら角を上がらずに、後手に飛車先の歩交換を許します。

飛車先の歩交換は、した側にとって得なので普通は阻止します。

しかし、▲７七角と上がると飛車先の歩交換を防ぐことができますが、将来的に△３一角と後手が引き角をしてきた場合に、△８六歩から角交換を挑まれてしまう可能性があります。

先に述べたように雁木は「右四間飛車」と相性が良いので、右四間飛車を目指していくのが理想なのですが、その際に居角の睨みが重要になってきます。

角交換をされてしまっては、「雁木＋右四間飛車」の理想形を築くことができなくなってしまうので、▲７七角と上がらないのです。